ものづくり× キャラクター 第6回 キャラクター活用ビジネス勉強会

2017年11月25日
日  時
2017年11月17日(金)15:00〜17:00(受付14:30 開始)
会  場
第八長谷ビル 8階(京都市下京区大政所町680-1)
参加
30名
料  金
無料
主  催
京都クロスメディア推進戦略拠点/京都市/公益財団法人京都産業21/京都次世代ものづくり産業雇用創出プロジェクト推進評議会

講師

(メイン講師)
陸川 和男 氏(一般社団法人キャラクターブランド・ライセンス協会 理事/事務局長、産業能率大学 コンテンツビジネス研究所 客員研究員)
(ゲスト講師)
田中 康裕 氏(株式会社トムス・エンタテインメント 商品化・タイアップ担当)

プログラム内容

商品企画を伝える(実践編)〜企画プレゼンテーション&アドバイス会〜
参加企業各社の商品企画課題の発表および講評

報告レポート

約半年かけて行ってきたキャラクター活用勉強会も今回で最後となりました。今回は今まで学んできた商品化の知識を活用しての総まとめとして、実際に商品化にチャレンジしていただく回です。今回の勉強会に参加いただくにあたって、参加者の方々には第4回勉強会時に提示した課題作品(「弱虫ペダル」「パンダコパンダ」「信長の忍び」)から1作品を選び、オリジナルのキャラクター商品の企画・提案資料の作成に事前に取り組んでいただきました。そして、勉強会では事前に提出された資料をもとに、講師の前でプレゼンテーションを行っていただきました。
商品企画を版権元に打診して許諾を得るにはただ商品概要だけでは不足しています。初めての版権元の企業に提案する時は、自社の紹介(制作実績や自社の商品の強みなど)や「なぜこの作品で商品を作りたいのか」を説明する資料、制作スケジュールなどの提示が必要となります。今回は、勉強会内の課題ではありますが、参加者の方には商品化の流れをイメージしてもらうために実際商品化の際に使用する資料(企画概要資料、制作スケジュールなど)を使って企画書の作成をお願いしました。
勉強会では、7社の方が提出した企画についてプレゼンテーションを行いました。商品のイメージをより分かりやすくするためにサンプルを持ち込んで説明をする方もおり、勉強会の課題とはいえ参加者の方々が熱心に取り組んでる様子が伝わってきました。プレゼン終了後には講師からの講評をいただき、今後の商品化につながるアドバイスをいただきました。
今回、課題作品を提供いただいたトムス・エンタテインメントさんからは今回の企画を課題で終わらせずに実際に商品化を進めても良い、というお声をいただき、現在6社の企画が進行しています。今年度で2回目の開催となった「キャラクター活用勉強会」ですが、今回も企画、流通、権利など様々な視点からキャラクター活用商品について学ぶことができました。今後も引き続き、キャラクターを活用して商品化してみたいけど…というものづくり企業の方のサポートできる勉強会やセミナーなどを開催していきたいと考えています。

記録写真