キャラクター活用ビジネスツアー ~マンガ・アニメビジネスの現場を体感~

2017年9月27日
日  時
2017年9月16日(土)14:15~17:00(受付14:00 開始)
会  場
みやこめっせB1F工芸実技室(京都市左京区岡崎成勝寺町9−1)
※みやこめっせ 京都国際マンガ・アニメフェア会場内
参加
40名
料  金
無料
主  催
京都国際マンガ・アニメフェア実行委員会/京都クロスメディア推進戦略拠点/京都市/公益財団法人京都産業21/京都次世代ものづくり産業雇用創出プロジェクト推進評議会

講師

田中 康裕 氏(株式会社トムス・エンタテインメント 商品化・タイアップ課)
宮崎 美帆 氏(白糸酒造株式会社 取締役)
中山 亮太郎 氏(株式会社サイバーエージェント・クラウドファンディング 代表取締役社長)
森 好文 氏(一般社団法人アニメツーリズム協会 専務理事・事務局長)

プログラム内容

(現場視察)
京まふ会場ツアー(冒頭15分解説付き・45分自由見学)
(商品化事例紹介)
①ライセンサー(アニメ制作会社:株式会社トムス・エンタテインメント)(田中 康裕 氏)
②ライセンシー(ものづくり企業:白糸酒造株式会社)(宮崎 美帆 氏)
(講義)
①「アニメ × 京都のものづくり企業 クラウドファンディングを活用した新商品開発とは?」(中山 亮太郎 氏)
②「アニメツーリズムを活用した地域活性に向けて」(森 好文 氏)

報告レポート

本イベントは、京都で開催される「京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)」に合わせて、コンテンツビジネスの現場を体感しながら学ぶセミナーです。
まずはじめに会場めぐりを行い実際の商品を見ていただくところからセミナーはスタートしました。キャラクター商品が展示・販売されている「京まふショップ」や体験型商品を提供する「伝統工芸体験工房」など会場内ををスタッフとともにめぐり、商品販売の様子やその購買ファン層の傾向などを実際に参加者にご覧いただきました。 そして、見学後は座学としてキャラクター商品や商品化事業に関わる方々に登壇いただきお話を伺いました。
座学の前半は、商品化事例の紹介ということで、実際に見学時にご覧いただいた商品を手がけた企業から商品開発の実際についてお話を伺いました。今回はライセンサー(権利元)とライセンシー(製造元)の双方からコメントをいただくことができました。キャラクターを使うメリット・デメリットだけでなく、実際に商品制作の過程でつまづいた点や購買客からの反応など、実際に手がけた方だからこそのご意見を伺うことができ、今後商品化にチャレンジしたいと考えている参加者の方々は真剣に話に聞き入っていました。また、座学の後半はMakuakeの中山氏とアニメツーリズム協会の森氏に登壇いただきました。中山氏からは過去の事例などを具体的に挙げながらクラウドファンディングサービスMakuakeの事業についてご紹介いただき、アニメツーリズム協会の森氏からはマンガ、アニメ、ゲームなどのコンテンツが地域の観光活性に役立てられている事例を紹介いただきました。
今回は、様々な方から意見を聞くことができ、コンテンツの需要や期待が今後も広がっていっていることを認識できるセミナーとなりました。ものづくり企業にとって変革が迫られている現在、アニメコンテンツを活用した商品開発や新規事業の取り組みが広がりをみせています。参加者だけでなくKCROPとしても今後の商品化事業にさらに力を入れて取り組んでいきたいと感じました。

記録写真