CrossKYOTOビジネスセミナー 第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門 審査員賞受賞作品 『淵に立つ』劇場公開記念 「インディーズは世界を目指せ!」 〜『淵に立つ』に学ぶ世界に通じる映画づくり 〜

今年のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞を受賞した『淵に立つ』の劇場公開に際して、深田晃司監督と戸山プロデューサーをお招きし、「世界に通じる映画づくり」を学ぶセミナーを開催いたします。

参加に関して

日時平成28年10月9日(日) 16:00~18:20

費用無料(交流会は会費制500円)

定員50名(先着)

概要

京都は今年で19回目を迎える京都国際学生映画祭や、インターナショナルな映画製作ワークショップである京都フィルムメーカーズラボ、時代劇の企画コンテストを行う京都映画企画市などを継続して行い、映画製作者の人材育成に力を入れています。こうした環境を活かし、さらに世界を目指すべく、日仏合作で製作した『淵に立つ』の事例を中心に、クリエイティブ面のみならず、企画・プロデュース側の視点も交えた「世界に通じる映画づくり」を学びます。 また、日本映画の多様性を確保するために必要な公共的サポートを考える機会として、深田監督が主宰する「特定非営利活動法人独立映画鍋」の政策提言に関する活動についてもお聞きします。 どなたでも御参加いただけますので、ぜひお気軽にお申込ください。

【内容】

◯「淵に立つ」の制作舞台裏  企画から資金調達、国際共同製作の日仏の分担など ◯「淵に立つ」カンヌ受賞までの道程  過去作品などでの海外展開挑戦のお話 ◯政策提言などを行っている「独立映画鍋」の活動  海外の事例、日本の課題・可能性など

【会場】

アンスティチュ・フランセ関西 – 京都 〒606-8301 京都市左京区吉田泉殿町8 http://www.institutfrancais.jp/kansai/about/contact/

講師情報

深田 晃司氏
映画監督/特定非営利活動法人独立映画鍋 代表理事

1980年生。2006年中編『ざくろ屋敷 バルザック「人間喜劇」より』を発表。パリKINOTAYO映画祭新人賞を受賞。2008年劇団青年団の若手自主企画として長編映画『東京人間喜劇』を企画、監督。ローマ国際映画祭、パリ国際映画祭に選出。2010年『歓待』で東京国際映画祭「ある視点」部門作品賞、プチョン国際映画祭最優秀アジア映画賞受賞。2013年『ほとりの朔子』でナント三大陸映画祭グランプリ若い審査員賞、タリンブラックナイト映画祭最優秀監督賞を受賞。2015年『さようなら』でマドリッド国際映画祭ディアス・デ・シネ最優秀作品賞を受賞。2016年『淵に立つ』でカンヌ国際映画祭「ある視点」審査員賞を受賞。2005年より劇団青年団演出部に所属。

戸山 剛氏
プロデューサー/マウンテンゲート・プロダクション株式会社 代表取締役

1966年生。福岡市博多出身。医療系の出版社を経て、2002年有限会社百米映画社入社。映画製作、海外作品の日本ロケや字幕翻訳のコーディネートなどに携わる一方、「海外を視野に入れたプロデューサーのためのワークショップ」等の企画運営及び、経済産業省の国際共同製作活性プロジェクト「J-Pitch」の立ち上げ・運営に携わる。2008年百米映画社を退社し、マウンテンゲート・プロダクション株式会社設立。主なプロデュース作品は、『スターフィッシュホテル』、『宮城野』、『マジでガチなボランティア』、『いなべ』、『たまこちゃんとコックボー』、『淵に立つ』。現在、京都造形芸術大学出身の酒井麻衣監督の商業デビュー作となる『はらはらなのか。』を製作中。

進行役:岡本 建志氏
プロデューサー/月世界旅行社 代表

1976年生まれ。大阪府豊中市出身。関西大学卒業。社会福祉士。社会人を経て、2008年、京都造形芸術大学映画学科に入学。2010年、在学中に月世界旅行社の立ち上げに参加。映画製作とともに映画上映にも力を入れ、京都や関西に根ざした映画活動を行う。主な企画に、「祇園天幕映画祭」、「中書島映画プロジェクト」、「未来の神戸映画プロジェクト」。また、劇団「ヨーロッパ企画」との共同企画で『タクシードライバー祗園太郎 THE MOVIE』を製作。「祇園の映画を世界に届ける」をコンセプトに海外映画祭に出品、アニメ部門の最優秀賞を2回獲得。今年11月末、渋谷アップリンクにて劇場公開される。

申込み受付は終了しました