京都ヒストリカ国際映画祭
公式連動イベント
「HISTORICA X 2023」
~ DX化と生成AIによる新次元EIZOの時代 ~

「HISTORICA X」は前身をKyoto VREXと称し2017年から始まりました。2019年から公式に「京都ヒストリカ国際映画祭」との連動企画として「HISTORICA XR」として開催し、今年は「HISTORICA X」と時代や技術の流れとともに名称を変更しております。
今年のテーマは「DX化と生成AIによる新次元EIZOの時代」
「ヴァーチャルプロダクションプロジェクト」や「Non-Fungible Token(NFT)×アート」の社会実装が進む中、まさに映像業界全体がDX化することで進化する必要性が生じています。
映像×メタバース・NFT・生成AIなどあらゆる可能性を模索し、X(クロス)するのが今年度の「HISTORICA X」です。

開催概要

開催名称 HISTORICA X
開催日時 2024年1月28日 13:00〜17:30
会場 京都文化博物館 本館 6F
定員(オフライン)  50名 
参加費 無料
主  催 京都ヒストリカ国際映画祭実行委員会、ITコンソーシアム京都、立命館大学ゲーム研究センター(RCGS)、京都クロスメディア推進戦略拠点(KCROP)、京都府、公益財団法人京都産業21、京都の未来を拓く次世代産業人材活躍プロジェクト推進協議会

セミナープログラム

HISTORICA 特別セミナー(60分) 【時間】13:05~14:05

プロデューサーが挑んだバーチャルプロダクション
~NHK大河ドラマ「どうする家康」での挑戦~

【内容】
  日本の実写ドラマ制作で、初めて本格的にバーチャルプロダクションを導入したNHK大河ドラマ「どうする家康」。 未知の領域に挑んだ大プロジェクトを、制作統括という立場としてチーム運営およびマネージメント全般を担当したプロデューサーの視点で、今回の取組みを語っていただきます。
10年余にわたりロケーションやステージでの撮影に親しんできた村山氏が、映像制作DXにどのように取り組み、そのトライアルを全編通して成し遂げられたのか。 この貴重な経験を、すべての映像制作者、映像制作を志す皆様に向けてお話しいただきます。

2023年 NHK大河ドラマ「どうする家康」

【ゲスト】

村山 峻平 氏
NHKメディア総局 第3制作センター(ドラマ)
「どうする家康」 制作統括


2006年、日本放送協会(NHK)入局。
2011年より、制作局ドラマ番組部に所属し、大河ドラマ・連続テレビ小説を中心に番組制作に関わる。「なつぞら」、「おちょやん」のプロデューサーを経て、大阪制作の夜ドラ「あなたのブツが、ここに」の制作統括。
同時並行で、ドラマDX・戦国大河VP開発担当として始動し、2023年大河ドラマ「どうする家康」の制作統括として、チーム運営およびマネジメント全般を統括。

HISTORICA X セッション① 【時間】14:15-15:15

「心揺さぶる作品をAIは作れるのか?-映像制作のDXと創造のゆくえ」

【内容】

映画やテレビなどの映像作品は、脚本、映像、音楽、ロケーションなど、いくつもの構成要素を組み合わせ、こだわり抜いて制作される総合芸術ともいえます。
そんな映像制作の現場で、AIはどのように活用され始めているのでしょうか?そしてAIとヒトの距離感はどう変化し、今後の作品作りに、どんな可能性をもたらすのでしょうか?
対話型AIの研究者である大澤正彦氏から、ヒトとAIの関係性を学び、クリエイション現場の未来についてお話しいただきます。

【ゲスト】

大澤 正彦 氏
日本大学 文理学部 情報科学科准教授/
次世代社会研究センター(RINGS)
センター長


1993年生まれ。日本大学 文理学部 情報科学科准教授 / 次世代社会研究センター(RINGS)センター長。博士(工学)。全脳アーキテクチャ若手の会 設立者/フェロー. 孫正義育英財団 1期生。Forbes Japan 30 Under 30 2022受賞。 著書に『ドラえもんを本気でつくる(PHP新書』。夢はドラえもんをつくること。

織田 笑里 氏
テレビ朝日 コンテンツ編成局メタバース部


1999年テレビ朝日入社。ドラマ、音楽番組の宣伝、国際ビジネス事業を担当後、動画配信事業、オウンドメディア運営を始めとするデジタル関連のビジネスに携わる。現在は新規事業を担当し、アート、教育、XR領域での事業推進おこなう。

伊藤主税 氏
映画プロデューサー


1978年豊橋市生まれ。2013年映画製作会社「and pictures」を設立。映画製作をきっかけとした地域活性に取組む。主なプロデュース作品に『ホテルコパン』『古都』『栞』『青の帰り道』『デイアンドナイト』『Daughters』『ゾッキ』『裏ゾッキ』『DIVOC-12』『MIRRORLIAR FILMS』『∞ゾッキ シリーズ』『その声のあなたへ』。現在公開中の松本優作監督、東出昌大・三浦貴大W主演『Winny』、石橋義正監督、竹野内豊・山田孝之W主演『唄う六人の女』。

HISTORICA X セッション② 【時間】15:20-16:20

「生成AI普及期におけるAIを活用したクリエイティブの現状と展望」

【概要】

生成AIのクリエイティブ活用は、ますます進化し、その影響はゲーム産業にも及んでいます。ゲーム開発は、キャラクターグラフィック、サウンド、CGアニメーションなど、デジタルコンテンツの複合体として捉えられ、生成AIの適切な活用がコンテンツの品質に与える影響は計り知れません。
本セッションでは、ゲーム業界の最前線で活動する2人のクリエイターにより、生成AIの現在の活用状況、浮上している課題、そして将来の展望について解説します。
ゲームにおけるあらゆる要素での生成AI活用に焦点を当て、コンテンツ制作における新たな可能性を探ります。
さらに生成AIの活用がクリエイティブ業務にもたらす変革について、業界の最新情報をお伝えし、今後の展望について議論いたします。

【登壇者】

新清士 氏
株式会社AI Frog Interactive 代表取締役CEO


1970年生まれ。株式会社AI Frog Interactive代表
デジタルハリウッド大学大学院教授。慶應義塾大学商学部及び環境情報学部卒。
現在は、少人数のチーム2024年発売予定のサバイバル・アクションアドベンチャー「EXELIO-エグゼリオ」の開発中。過去にはゲームジャーナリストとして活躍後、VR剣戟アクションゲーム「ソード・オブ・ガルガンチュア」の開発を主導。

森川幸人 氏
ゲームAI設計者、グラフィック・クリエイター。
モリカトロン株式会社代表取締役。
筑波大学非常勤講師。


主な仕事は、ゲームAIの研究開発、CG制作、ゲームソフト、スマホアプリ開発。
たまに、執筆業。
筑波大学芸術専門学群卒業。
2004年「くまうた」で文化庁メディア芸術祭 審査員推薦賞、2011年「ヌカカの結婚」で第一回ダ・ヴィンチ電子書籍大賞大賞受賞。
主な著書に「マッチ箱の脳」「テロメアの帽子」「ヌカカの結婚」「イオの黒い玉」「絵でわかる人工知能」(共著)「イラストで読むAI入門」「僕らのAI論」「絵でわかる10才からのAI入門 」。
主なゲームに「がんばれ森川君2号」「ジャンピング・フラッシュ」「アストロノーカ」「くまうた」「ねこがきた」。全てのゲームについて、ゲームディレクション、ゲームデザイン、仕様設計、キャラクターデザイン、AI設計を担当。

ファイナルセッション&クロージング 【時間】16:30-17:30

「EIZO DXを実現するために」

【登壇者】

全登壇者

【概要】

登壇頂いたゲストに加えて、立命館大学映像学部教授の細井 浩一 氏と、株式会社エクシヴィ 代表取締役 近藤義仁氏(GOROman)にご参加いただくパネルディスカッションです。

GOROman 氏
株式会社エクシヴィ 代表取締役(実質無職)


幼稚園児からTVゲームにハマり、7歳プログラミングに目覚め、ゲームプログラマとして数々のタイトルに携わる。2014年 Oculus VR Japanの立ち上げる。facebook(現meta社) でパートナーエンジニアに従事後。現在は自由人に。著書「ミライをつくろう! VRで紡ぐバーチャル創世記 (翔泳社)」。

各セッションモデレータプロフィール

中村 彰憲 氏
立命館大学ゲーム研究センター
センター長


立命館大学映像学部教授、立命館大学ゲーム研究センターセンター長。 主な著作に『中国ゲーム産業史』『中国ゲームビジネス徹底研究』『グローバルゲームビジネス徹底研究』『テンセントVS. Facebook世界SNS市場最新レポート』。

ビデオメッセージとなります。

細井 浩一 氏
立命館大学映像学部教授


伝統芸能から近年のポップカルチャーにいたる様々な日本文化資源を総合的なデジタルアーカイブとして確立し、地域および産学公連携に立脚する新しい社会ビジネスモデルと連動させることによるコンテンツ分野の活性化に関心を持つ。 デジタルゲームの長期保存に取り組むゲームアーカイブ・プロジェクトは、産学公連携によるゲームの包括的な社会的保存活動として1990年代後半から現在まで継続している。主な著書に『ファミコンとその時代』NTT出版、などがある。

【リンク先】 細井研究室ウェブサイト http://www.hosoik.net/

会場アクセス

会場:京都文化博物館 本館6F
※近隣に駐車場はございませんので、公共交通機関をお使いの上お越し頂きますようお願いいたします。

-公共交通機関をご利用の方-
・地下鉄「烏丸御池駅」下車【5】番出口から三条通りを東へ徒歩3分  駅周辺図
・阪急「烏丸駅」下車【16】番出口から高倉通りを北へ徒歩7分  駅周辺図
・京阪「三条駅」下車【6】番出口から三条通りを西へ徒歩15分  駅周辺図
・JR・近鉄「京都駅」から地下鉄へ
・市バス「堺町御池」下車、徒歩2分




感染対策について

本イベントの感染対策については
同施設内で開催される京都ヒストリカ国際映画祭のページをご確認ください。
https://historica-kyoto.com/join/

問い合わせ先



京都クロスメディア推進戦略拠点
e-mail:yokota@crossmedia.kyoto






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