~海の映画館をつくろうプロジェクト~ 「映画×地域」の新しいスキームに挑戦!

2016年7月30日

2016年7月14日(木)、新しくオープンした西陣産業創造會舘3FのImpact hub kyotoのイベントスペースにて、「〜海の映画館をつくろうプロジェクト〜「映画×地域」の新しいスキームに挑戦!」と題したクロストークイベントを開催いたしました。

今回のこのイベントは、コンテンツ企業の新規事業創業や他業界とのクロスメディアを支援する私たちKCROPと、より良い社会や経済のあり方を想像する活動家や企業家のためのインキュベーション施設であるImpact hub kyotoがコラボレーションし、映像制作会社である株式会社海空より大継氏の「海の映画館を作ろうプロジェクト」をフィーチャーしたクロストークイベントとなりました。

スピーカーには当KCROPコーディネータでもある三輪と、「海の映画館を作ろうプロジェクト」の発起人である大継氏に登壇いただきました。

はじめに、大継氏のこのプロジェクトに感銘を受けた三輪より、自身の映画製作の経験をもとに、映画製作のプロセスから映画と地域の関係について説明させていただきました。映画製作では多くの人が関わること、またそれを地域で行うことで、地域の人々と多くの関わりを持つことができることを、実体験を交えて話をさせていただきました。

そして株式会社海空の大継氏は、今までありそうでなかった<映画作り><海の映画館作り><映画祭作り>を同時に進めている「海の映画館を作ろうプロジェクトin淡路島」のお話を中心にそのスキームについてお話しいただきました。

オール淡路島ロケで製作された「あったまら銭湯」では、ヒロイン役を地元でオーディションしたりと地域との関わりが色濃く反映した作品となり、その制作プロセスについてお話しいただきました。予告編の上映もされ、会場からは拍手が起こっていました。

また<うみぞら映画祭>を淡路島で開催することで映画作りに関わった地域の人たちに楽しんでもらうことができ、また映画祭に来た人には淡路島を十二分に楽しんでもらうために、淡路島グルメを準備するといった様々なギミックが考えられているこのプロジェクトに、会場の皆様もとても興味深く聞き入られていました。

三輪・大継氏のクロストークでは、<海の映画館>の苦労話から有用性といった話を具体的に聞くことができました。また資金集めとしてクラウドファンディングを使用された経験についてもお話をいただき、ご協力の呼びかけをされていました。

来場者からは、自分の地元でも海の映画館ができるかといった質問からスクリーンの技術についてなど様々な質問が飛び交い、イベント後の交流会でもさら詳しいお話を聞ける貴重な時間となりました。