ストーリーテリング講座 ~映画、ゲーム、アニメ、マンガ・・・ 創作に役立つ魅せる物語の構造を学ぶ~
脚本家、SF作家、翻訳家、アメコミ・アメリカTVドラマの評論家として活躍する堺三保氏によるシナリオ創作講座。堺氏が南カリフォルニア大学大学院映画学部で学んだ「映画シナリオの構造分析講座」を基に、物語の構成や見せ場の作り方など「物語の構造」について講義していただきます。
参加に関して
日時平成28年6月18日(土) 15:00~17:30
費用無料(交流会は会費制500円)
定員40名(先着)
概要
世界的に著名な脚本家シド・フィールドが理論化した「三幕構成」を使って、対象的な2作品『スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望』(STAR WARS EPISODE Ⅳ A NEW HOPE)、『真夜中のカーボーイ』(Midnight Cowboy)を例にストーリーを解体し、物語全体がどういった構成になっているのか、見せ場はどこなのか、登場人物の葛藤はどこにあるのか、などを分析しながら、魅力的な物語の構造を学びます。三幕構成のモデルは、映画のみならず、ゲーム、マンガ、小説、テレビドラマ、およびドキュメンタリーなど他の分野にも応用されており、シド・フィールドの著書は世界20カ国以上で翻訳され、アメリカでは400校以上で教材として使われています。
講師の堺三保さんは、2007年から3年間、ジョージ・ルーカスやロバート・ゼメキスを輩出した名門南カルフォルニア大学(USC)に留学し、映画制作を学んできました。USCでは、三幕構成をさらに発展させた「三幕八場構成」を使って、実際の映画作品を例にストーリーを解体し分析する授業がありました。
今回の講義では堺さんがUSCで体験した授業を踏まえつつも、映画だけではない「よきストーリーテリング」がもっている普遍的な構造とは何かについて、発展的に解説していただきます。
【対象】
映画、ゲーム、アニメ、マンガなどの創作活動に携わるクリエイター、プロデューサー、物語の構成、ストーリーテリングに興味がある方
【参考テキスト】
脚本家のシド・フィールドによって理論化された「三幕構成」は、日本では『映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと シド・フィールドの脚本術』(フィルムアート社)として出版されています。 事前に読んでおくと、さらに講座への理解が深まります。
【会場】
Impact Hub Kyoto
京都市上京区油小路通中立売下る甲斐守町97番地
西陣産業創造會舘(旧西陣電話局)2階
【主催・協力】
主催:京都クロスメディア推進戦略拠点,京都府,京都市
協力:Impact Hub Kyoto,amu KYOTO(AZホールディングス)
講師情報
堺三保
63年大阪生まれ。作家/脚本家/翻訳家/評論家。評論・翻訳は、英米の娯楽小説、映画、テレビドラマ、コミックスが専門。テレビアニメのSF設定や脚本の仕事も多い。SF設定の近作はテレビアニメ『エウレカセブンAO』(毎日放送/BONES)、近訳書は『シン・シティ(1~4)』(フランク・ミラー著/小学館集英社プロダクション)。その他、『S-Fマガジン』、『映画秘宝』等の雑誌に寄稿多数。2007~2010年、南カリフォルニア大学映画芸術学部映画/TV製作科に留学。