映画字幕ワークショップ2018
~字幕翻訳現場を体験できる 2Days入門ワークショップ~
映画の字幕制作について学べる入門者向けワークショップを開催いたします。今年度で4年目となります。ワークショップでは、翻訳者やディレクターを招いての実務や制作事例の紹介から、プロが使用している字幕制作ソフトウェアを実際に使っていただくなど、字幕翻訳の基礎から制作の実務まで幅広く学べる内容になります。
さらに、本気で字幕翻訳者としてのキャリアを考えている方には「トライアルコース」をご用意しています。1次審査(書類)、2次審査(映像課題)に見事合格された方には、映画字幕ワークショップの講師・ホワイトラインの監修のもと、京都ヒストリカ国際映画祭でそれぞれ長編映画1本の字幕翻訳を行っていただきます。地方に暮らしながら、語学力を活かして映画の仕事をするキャリアづくりを応援します。
※トライアルコース詳細はこちらにてご確認ください
開催概要
- 日 時
- 2018年1月27日(土)12:30~17:00(受付12:00 開始)
2018年1月28日(日)12:00~17:00(受付11:30 開始)
※2日間の参加が前提となります。 - 会 場
- (27日)Impact Hub Kyoto 3F(京都市上京区油小路中立売下ル甲斐守町97西陣産業創造會舘)
(28日)京都文化博物館 別館2F会議室(京都市中京区三条高倉)
※27,28日で会場が異なります。ご注意ください - 参加費
- 無料
- 定 員
- 30名(先着順)
- 対 象
- 語学を活かした仕事に就きたい方、制作した映画を海外で上映したい方、映画業界への就職や仕事に興味のある方など
- 翻訳言語
- 英語→日本語
※今回は英語(言語及び台本)から日本語への翻訳を基本とします
※ワークショップは日本語で行います - 締 切
- 1月22日(月)
- 主 催
- 京都クロスメディア推進戦略拠点(KCROP)、京都府、公益財団法人京都産業21、京都次世代ものづくり産業雇用創出プロジェクト推進協議会
- 協 力
- 京都ヒストリカ国際映画祭実行委員会
TSUKUMO
プログラム詳細
【講義内容】
1日目(1/27) 「字幕翻訳・制作についての基礎講座」
- ワークショップの概要について
- 現在の字幕制作環境~2006年以前以後の環境の変化について~
- 字幕制作の基礎について
字幕制作のルールや翻訳の基本を説明 - 字幕翻訳者になるには?
業界の現状もふまえ、「字幕翻訳者になるためには」というテーマで説明
2日目(1/28) 「字幕翻訳・制作についてのケーススタディ」
- 字幕ソフトウェアを用いた実演
プロが使用しているソフトで、実際に題材映像に字幕をつけていただき制作フローを体験。細かな注意点やノウハウを学びます - 字幕の現場紹介
映画祭や連続ドラマなど劇場で公開される作品以外で使われる字幕について紹介 - 求められる翻訳者像/ 字幕の勉強法
字幕ディレクターの目線から、現場で求められる字幕翻訳者としての資質や、オススメの字幕勉強法を紹介
※2日目の終了後には、自由参加で会費制(500 円程度)の1時間程の懇親会を予定しております。
講師
設楽 光明 氏
ホワイトライン ディレクター
1998 年、スタンス・カンパニーから独立し字幕制作を中心としたホワイトラインを設立。釡山映画祭、山形ドキュメンタリー国際映画祭など、国内外を問わず、多くの映画祭で字幕制作を手掛ける。映画祭以外ではテレビ放映やロードショーなど、幅広い分野での字幕制作や映像編集を行い、近年ではDCP(デジタルシネマパッケージ)の制作にも取り組んでいる。
岩橋 悟志 氏
ホワイトライン 字幕ディレクター
上智大学外国語学部英語学科卒業。在学中からCS放送向け字幕翻訳を手掛ける。フリーの翻訳者として映画(主にビデオスルー作品)、ドラマ、ドキュメンタリーなどの字幕翻訳、雑誌の翻訳などを行う。のちにホワイトラインに入社、字幕ディレクターとして数多くの映画、ドラマなどの字幕制作に携わっている。
古俣 智子 氏
株式会社フェイス 映像事業部
株式会社カンバスに入社し、700 名以上の翻訳者に字幕制作ソフトSST を販売。セミナーの運営・実施や翻訳学校でセミナーの講師を務める。現在、株式会社フェイスにて字幕制作ソフトBabelの販売・サポートを担当。 ※28日のみ参加